1月の後半、2年ぶりに西武ライオンズの中島裕之選手が弊社にやってきました。
中島選手は、西武ライオンズ入団当時から私のところにちょこちょこやってきて、トレーニングやコンディショニングを学んでいました。
拙著『インナーマッスルを使った動きづくり革命パート2』ではセッション38で野球のスイングについて触れているのですが、ここに出てくるプロ野球選手とは彼のことです。普段バスケットボール選手を多く見ている私にとって、中島選手は今まで見たことのないほどの身体能力を持っていて、そのすごさに驚かされるばかりです。その一部を紹介するために『動きづくり革命パート2』から引用します。
「実は、先日も私が指導しているプロ野球選手が股関節の違和感を訴えてやってきました。彼は、50mを5秒7で走るほどの能力を持った選手で、私がまだまだインナーマッスルのことがよくわかっていない頃から『仙骨の周辺と股関節の付け根のあたりに力が入れば、もっと速く走れますよ!』といった感覚を持っていました。よく見ているとわかるのですが、調子が悪くなってくると股関節のインナーマッスルがうまく働かなくなり、大腿四頭筋の張りがとれずに太ももが太くなってきます。
『左股関節がひっかかってうまくねじれないため、左脚が長くなった感じで腰がうまく乗らない。スイングの後半で骨盤がうまく回らずに伸び上がってしまう』と言っていたので、ストレッチを行ってみると確かに左股関節が緩く、インナーマッスルに力が入らない状態になっていました。また、スクワットを行ってもお尻が後ろに突き出てしまい、両足のかかとの間に落とすことができなくなっていました。アブドミナル・スクイズで体幹部のインナーマッスルを締めて、ダイアゴナル・レッグ・レイズなどコンディショニング・エクササイズを行うと、徐々に股関節のインナーマッスルに力が入り出し、スクワットをやってもお尻が後ろに出なくなってきました。こうなるとだんだんと股関節のひっかかりがなくなってきてスムーズに骨盤が回るようになってきました。
この選手の例から股関節のインナーマッスルが腰のキレに大きく関与していることがわかるでしょう。
また、次のようなインナーマッスルに関する興味深い話をしていました。
『昨シーズンは三振が多かったんだけど、その原因はわかっているんです。それは仙骨の周辺に力が入らなかったことなんです。ここに力が入らないからスイングを止めることができずにバットが流れてしまい、手を出さなくてもよいボールにも手が出てしまったんです。』
これは私が“仙骨を締める”と言っている力の入れ方で、体幹部のインナーマッスルである多裂筋の話なのです。力が入らなかったといっても平凡な選手に比べたらしっかりと力が入っているのですが、この選手としては入っている感じがしなかったということでしょう。このように、インナーマッスルはバッティングにおいても重要な役割を果たしているのです。」
今回は、久々にやってきたため、最初のうちはちょっときついようでしたが、3回目にはかなりカラダが締まり、いい感じになっていました。特に驚くべきことは、やはりインナーマッスルの強さです。“よく動く選手と動かない選手の違い”ということを先日紹介した「小・中学生にやってもらいたいスポーツでうまくなるための動きづくりエクササイズ」(『季刊パーソナルトレーニング』第16号-2012年冬号)でも書いたのですが、“体幹部を締める力”および“股関節と肩関節をねじる力”がとてつもなく強いのです。普段見ているバスケットボール選手では出せないような力を発揮する中島選手を見て、超一流選手というのはやはりこうした資質を持っているのだと改めて感心しました。
今はキャンプ中ですが、しっかりとカラダを作って今シーズンがんばってほしいですね。そして来年こそ大リーグに挑戦してもらいと思います。
『季刊パーソナルトレーニング』第16号(2012年冬号)に「小・中学生にやってもらいたいスポーツでうまくなるための動きづくりエクササイズ」が掲載されました。
その冒頭部分を紹介してみましょう。
●はじめに
先日、ある高校でバスケットボール選手にインナーマッスルからの動きづくりを指導していたところ、それを見に来ていたある先生が私に次のようなことを言ってくれました。
「このチームの選手たちはすごく力強く安定した姿勢が取れますよね。インナーマッスルの動きづくりで今まで感じることができなかった仙骨の動きや正しいカラダの使い方を学ぶと、こんなにも姿勢がよくなるんですね。
みんなこうした仙骨の動きや正しいカラダの使い方を知らないで高校に入ってくるけど、小学生や中学生の頃からこうした使い方を学ぶことができれば高校でこんなに時間をかけなくても済むんでしょうね。そうすれば、もっと日本のスポーツのレベルが上がるのに…。
小・中学生にインナーマッスルからの動きづくりを学ばせることはできないんですかね?」
主に高校生や大学生を指導している私が感じているのは、この先生が言うように、こうした選手たちがさまざまなスポーツを始めた頃にこの指導と出会っていればなあということです。私がやっているバスケットボール塾では、小学生から高校生までの選手を指導していますが、教えたことがすぐできるようになるのはやはり小学生の高学年くらいです。運動学習の黄金期(ゴールデン・エイジ)と言われるこの時期は運動共感能力が高く、理屈抜きで見た動きを簡単にカラダで表現することができるのです。
そこで、こうしたゴールデン・エイジの時期になんとか仙骨の動きや正しいカラダの使い方を習得できるようにならないかと考え、その最も基礎となるインナーマッスルの動きを感じ取ってもらいながら行えるようなエクササイズを「小・中学生にやってもらいたいスポーツでうまくなるための動きづくりエクササイズ」としてまとめてみました。
このように書いた後に、
「どうしてスポーツでうまくなれないのか?」
「よく動く選手と動かない選手の違い」
「体幹部のインナーマッスルが最重要」
「コンディショニングエクササイズの反復必要性」
「1日15分、2週間×4ステップ」
といった項目が続き、コンディショニング・プログラムの解説に入っていきます。
興味のある方は『季刊パーソナルトレーニング』第16号(2012年冬号)をご覧になってください。
<2012.1.18>
☆1月からの練習テーマ☆
『 ストップの力を高めるための動きづくり 』
<One Shot>
動画の冒頭部分はシッシー・スクワットの様子です。最初に出てくる中学2年のO君(右側)がかなり上手に出来るようになってきました(動画を撮りながら、嬉しくて相当ニコニコしておりました)。昨年の10月頃はまだうまく出来なかったのですが、毎回の真剣な取り組みの成果が出ています(以前の様子を是非ともこちらよりご覧ください。0:28ぐらいから見ることができます)。このようにして仙骨を締めることができるようになってきていることで、ディフェンスの姿勢や動きも如実に変わってきており、メキメキと音を立てて上達中です。今後がますます楽しみです。
後半はストライド・ストップの動きの練習です。ストライド・ストップをするために必要な足の使い方を習得するために行っています(ストライド・ストップについては「未来トレーニング塾 第21・22回」をごらんください)。
すばやく次の動作に移れるようにバランス良くストライド・ストップするには、「イチ」の足でカラダを止めることが重要です。
ポイントは、片足をカラダの斜め前方に踏み出し、つま先をリングの方へ向けて「かかと」から着地することです。そして、その足が着地する瞬間に「グッ!」と仙骨を締めるようにすると、「イチ」の足のお尻の筋肉がブレーキとして働き、バランスよくストップすることができます。こうすることで、「二」の足ですばやく次の動作に移ることができます。
しかし、つま先から着地しようとしてしまうと、足をカラダの斜め前方に踏み出せず、カラダの下に着くこととなります。そうするとブレーキがかけられないため「イチ」の足で止め切れず、「二」の足で止まることとなってしまいます。また、お尻ではなく太ももの筋肉ばかりが強く働き、カラダが前傾し、かかとが床から浮いた不安定な姿勢でのストップとなってしまうのです。これでは、すばやく次の動作へ移ることができないのです。
塾生の皆さんが正しい足の使い方ができるよう、一つずつ丁寧に練習を重ねていきたいと思います。
もっと上達したいと考えている選手の皆さん、是非バスケ塾に足を運んでみてください(大人の方、指導者の方のご参加も大歓迎です)。初回体験入塾は無料です(ご案内はこちらから)。お待ちしております!
<練習メニュー>
◆コンディショニング・エクササイズ
☆体 幹☆
(1) アブドミナル・スクイズ・ヒップ・リフト
(2) スタンディング・アブドミナル・スクイズ
☆股関節☆
(1)ヒップ・ペア・ストレッチ
(2)シングル・レッグ・デッド・リフト
◆トレーニング・エクササイズ
(1) シッシー・スクワット
(2) スプリット・スクワット
(3) 尻締めスクワット
(4) ボール・ハック・スクワット
◆フットワーク
(1) ヒップ・ディッピング
(2) ヒップ・ディッピング&スピード・スクワット
(3) ヒップ・ディッピング&ジャンプ
(4) ジャンプ・ストップ
(5) ジャンプ・ストップ&ジャンプ
(6) キック・バック
(7) クロス・キック・バック
(8) ストライド・ストップ
(9) ストライド・ストップ&ジャンプ
◆ストップ&ムーヴ練習
(1)シェービング・ドリル
◆ゲーム
<塾生のみんなへ>
インフルエンザが蔓延してきている模様です。元気に練習できるよう、体調管理につとめましょう!
<1月練習日>
25日(水)
<2月練習日>
8日(水)、15日(水)、22日(水)
会場:駿台学園高校体育館(3F)
受付:18時30分から
時間:19時から21時まで
初回体験入塾無料です。
随時受け付けておりますので、是非ご連絡ください。
【お問い合わせ先】
有限会社ファーストステップ
TEL: 03-5965-5755
E-Mail:info@fir-st.jp
Category: バスケ塾通信
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<2012.1.11>
☆1月からの練習テーマ☆
『 ストップの力を高めるための動きづくり 』
<One Shot>
2012年のバスケ塾がスタートしました!
1月からのテーマは「ストップの力を高めるための動きづくり」です。
今回はジャンプ・ストップの動きの練習を行いました。
まずは、体幹部のインナー・マッスルのコンディショニング・エクササイズとお尻のインナー・マッスルのストレッチをじっくりと行い、仙骨のまわりやお尻の筋肉がしっかりと働くようにしました。
その後、お尻を後ろに出さずに上半身を真っ直ぐにしたまま行う「尻締めスクワット」から、上半身を前に倒さずに一瞬で沈みこむ「ヒップ・ディッピング」で動きを確認し、実際にジャンプ・ストップの練習へと進んでいきました(動画ではこの部分をご紹介しております)。
ストップは、次の動作にすばやく移れるよう、安定した姿勢で行うことが重要です。そのためには、かかとから着地し、ストップの瞬間に「グッ!」と仙骨のあたりに力を入れることが必要です。そうすると、体幹部は真っ直ぐに固定され、お尻の筋肉を使ってカラダをしっかりと受け止めることができるのです。うまくできてくると、しなやかでキレの良い「キュッ!」という感じのストップになります。しかし、体幹部やお尻のインナー・マッスルが働かないと、太ももの筋肉が強く働き、膝を曲げ込んで力んで止まろうとするため「グニャ」という感じのストップになってしまいます。これでは、しなやかでキレある動きにはなりません。
塾生の皆さんが、様々な局面でしなやかでキレのあるストップができるように、コンディショニング・エクササイズから一つずつ積み上げて力を高めていきたいと思います。
選手の皆さん、是非バスケ塾に足を運んでみてください(大人の方、指導者の方のご参加も大歓迎です)。初回体験入塾は無料です(ご案内はこちらから)。お待ちしております!
<練習メニュー>
◆コンディショニング・エクササイズ
☆体 幹☆
(1) ウォール・アブドミナル・スクイズ
あおむけに寝て壁に脚を立てかけ、お腹の力を抜き横から絞るようにへこませて呼吸する。
☆股関節☆
(1)シングル・レッグ・デッド・リフト
(2)お尻のペア・ストレッチ
(3)アブドミナル・スクイズ・ヒップ・ストレッチ
◆フットワーク
(1) 尻締めスクワット
(2) ヒップ・ディッピング
(3) ジャンプ・ストップ
(4) ジャンプ・ストップ&ジャンプ
◆ストップ&ムーヴ練習
(1)シェービング・ドリル
◆ゲーム
<塾生のみんなへ>
バスケットボールのプレーにおいて非常に重要な「ストップ」。これがうまくできないと、プレー全体の質が上がらなくなってしまいます。よく自分と向き合って、一つずつがんばっていきましょう!
<1月練習日>
18日(水)、25日(水)
<2月練習日>
8日(水)、15日(水)、22日(水)
会場:駿台学園高校体育館(3F)
受付:18時30分から
時間:19時から21時まで
初回体験入塾無料です。
随時受け付けておりますので、是非ご連絡ください。
【お問い合わせ先】
有限会社ファーストステップ
TEL: 03-5965-5755
E-Mail:info@fir-st.jp
Category: バスケ塾通信
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<2011.12.21>
☆9月からの練習テーマ☆
『 ディフェンス力を高めるための動きづくり 』
<One Shot>
新年あけましておめでとうございます。バスケ塾通信、本年もよろしくお願いいたします。
遅くなってしまいましたが、2011年最後のバスケ塾通常練習の様子です。
この日は、森川塾長の教え子でもある、元アイシンシーホースの高辻さんが来てくれました。スペシャルゲストの参加に、練習前、塾生の皆さんは少々緊張気味でそわそわした様子でした。しかし、練習が始まればいつもの通り、自分のカラダと向き合い、感覚を探りながら取り組んでおりました。最後にはフリースロー大会を行い、全員笑顔で締めくくることができました。
高辻さん、ご参加本当にありがとうございました!今後ともバスケ塾を応援してください。よろしくお願いします。

さて、2011年のバスケ塾は、1〜3月まで「1on1の力を高めるための動きづくり」、4〜7月まで「パス・ドリブル力を高めるための動きづくり」、8月のサマー・キャンプでは1日目が「ジャンプ力を高めるための動きづくり」2日目が「シュート力を高めるための動きづくり」、9〜12月まで「ディフェンス力を高めるための動きづくり」、12月のウインター・キャンプでは再度「1on1の力を高めるための動きづくり」として練習を進めてきました。
練習は違えど、根底にある共通のテーマは、動き方のコツを身につけ「力強くしなやかでキレのあるプレー」の習得をしようというものです。特に、塾生の大多数である小中学生のうちに感覚的に掴んでほしいと願い、地道に、時には「分かりにくかったかな?」と反省しながら、伝えるべく試行錯誤してきました。
そんな1年を通じ、塾生の皆さんの動きにキレやしなやかさが出てくるのを見ることができました。また表情が明るく取り組みが積極的になる塾生が多かったように思います。
2012年、塾生の皆さんがさらに飛躍できるよう、仙骨をしっかりと締めて指導にあたってまいります。
もっとうまくなりたいけどどうすればいいの?と悩んでいる選手の皆さん、是非バスケ塾に足を運んでみてください(大人の方、指導者の方のご参加も大歓迎です)。初回体験入塾は無料です(ご案内はこちらから)。
<練習メニュー>
◆コンディショニング・エクササイズ
☆体 幹☆
(1) ウォール・アブドミナル・スクイズ
あおむけに寝て壁に脚を立てかけ、お腹の力を抜き横から絞るようにへこませて呼吸する。
(2) ロール・オーバー
床にあおむけに寝て脚を上げて頭の先に持って行き、お腹の力を抜いて呼吸して背中や腰を伸ばし、背骨を一つずつ床につけながら元に戻る。
☆股関節☆
(1)シングル・レッグ・デッド・リフト
(2)お尻のペア・ストレッチ
◆フットワーク
(1) シッシー・スクワット
(2) インターナル・ローテーション・ウォーキング
(3) ワイド・スタンス・プッシュ・ウォーキング
(4) ワイド・スタンス・ウォーキング
◆ディフェンス練習
(1)リアクション・ドリル
(2)1on1ドリル
(3)3on3ディフェンス・ポジショニング・ドリル
◆ゲーム
<塾生のみんなへ>
2011年もお疲れ様でした。2012年さらにカラダが動くように、がんばりましょう!
<2012年 1月練習日>
11日(水)、18日(水)、25日(水)
会場:駿台学園高校体育館(3F)
受付:18時30分から
時間:19時から21時まで
初回体験入塾無料です。
随時受け付けておりますので、是非ご連絡ください。
【お問い合わせ先】
有限会社ファーストステップ
TEL: 03-5965-5755
E-Mail:info@fir-st.jp
Category: バスケ塾通信
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1/5(木)に金沢総合高校は、オールジャパンでWJBL3位のデンソーアイリスと対戦しました。
残念ながら私は仕事で観戦にいくことはできなかったのですが、62対86で負けてしまったものの、前半30対39と大健闘だったそうです。
また、金沢総合高校の星澤先生は、35年間見てきたこのチームでの最後の試合となりました。星澤先生、本当にお疲れさました。そして、本当ありがとうございました。私も20年近く金沢総合高校(旧富岡高校時代も含め)のトレーニング指導をさせていただきました。
これからもまたよろしくお願いします。
金沢総合高校のオールジャパンでの活躍が日本バスケットボール協会のウェブサイトで紹介されていますので、ご覧になってください。
気持ちも体もすべてぶつけて
たすきをつなぐ金沢総合高校のチャレンジ
恩師に捧ぐ最高のバスケットを!
日本最高のセンターが見た金沢総合高校
特に注目すべきところは、「日本最高のセンターが見た金沢総合高校」のレポートの中で、次のように書かれています。
「高田選手は県立金沢総合高について
『足が本当によく動いていて、ウチのルーズボールもほとんど相手に持っていかれたし、本当に(インターハイの)チャンピオンチームだなと感じました』
と言っています。積極的なルーズボールやリバウンドは今年度の県立金沢総合高の持ち味の一つでした。以前にも書きましたが、彼女たちはリバウンドを圧倒してインターハイの決勝戦を制しているのです。それは相手がWリーグの3位だろうが変わりありません。」
前回のブログ「おめでとう!! 金沢総合高校オールジャパンでベスト8に」でも書きましたが、インナー・マッスルからの動きづくりで“しなやかでキレのある動き”をめざしてきた結果がここに出てきたといえるでしょう。
Category: 指導チーム
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本日、オールジャパン3日目の試合がありました。
昨日、鶴屋百貨店に勝った金沢総合高校は、社会人1位の秋田銀行と対戦し、69対50で快勝し、オールジャパンでベスト8に入りました。高校生チームがベスト8に入るのは、49年ぶりだそうです。
秋田銀行は、一見すると金沢総合高校よりも身長も高く、体格もガッチリしていていかにも強そうな感じがするのですが、ゲームが始まるとこれはいけそうだと思えるようになりました。それは、体格の大きさやパワーの強さということよりも“動きの質”が明らかに違うからです。
インナー・マッスルからの動きづくりを行っている金沢総合高校の選手は一見するとカラダが細くきゃしゃなイメージがあるですが、体幹部のインナー・マッスルから力を出しているために瞬間的にすばやく動くことができるのです。
一方、秋田銀行の選手は、身長も高く、体格もガッチリしていていかにも鍛え込んでいるという感じなのですが、アウター・マッスルにばかり力が入っているため、動き出しが遅く、動きがとても重く感じるのです。
最も大きな違いはやはりディフェンスに出てきました。足がよく動く金沢総合高校のディフェンスは、ボールマンに対して間合いを詰めてもしっかりと一歩目が出るので抜かれずについて行くことができます。また秋田銀行の選手のドライブも動きが重くて素早さに欠けるためなかなかうまくノーマークをつくることができず、ロースコアーゲームになっていきました。
一方、秋田銀行のディフェンスは、センターの宮沢にボールを持たせないようにカラダの強さで抑えようとするのですが、瞬間的な動きにまさる宮沢がドライブからジャンプ・シュートをするとまったく対応ができないといった状況でした。
金沢総合高校の選手たちのカラダの強さに関してこのままでよいと思っているわけではありません。しかし、ただ筋力をアップさせようとウェイト・トレーニングをすると秋田銀行の選手のように“しなやかでキレのある動き”を失ってしまう可能性があるのです。バスケットボールで確かに“筋力・パワー”は欠かせないものであるが、もっと欠かすことができないのが“しなやかさでキレのある動き”なのです。こうした動きがあって初めて筋力・パワーが生きてくるのです。
以前にもブログに書きましたが、金沢総合高校の選手は30〜40㎏程度の重量でしかスクワットをしていません。それでも彼女たちはとっては非常にきついトレーニングなのです。その秘密は、スクワットのフォームにあるのです。お尻を後ろに突き出さず、両足のかかとの間に落としていく“尻締めスクワット”はしっかりとインナー・マッスルが働くようにならなければ正しいフォームでできません。このスクワットがしっかりとできるようになるとディフェンスのステイ・ローの姿勢でも上半身を前傾せずにまっすぐ構えることができ、足もたやすく動くようになってくるのです。
バスケットボールのコーチのみなさん!! 早く気づいてください。
ウェイト・トレーニングで筋力アップすることよりもまずは動きづくりが必要なことを!
「バスケットボールのトレーニングを考える会」というフェイスブックページを始めました。
みなさんご参加をお願いします。
このフェイスブックページのノートに「バスケットボールのトレーニングを考える会」を始めた経緯を書き込みました。
以下が引用しておきます。
<日本のバスケットボールに対して今私ができること>
私はバスケットボールを中学生のときから始めたので36年バスケットボールに関わっています。選手として中学・高校・大学の10年間ですが、その後コーチ(ストレングス&コンディショニング・コーチ)として25年以上が過ぎていきました。今では、選手のときのあの10年間に今わかっていきていることを知っていればなあとつくづく思いますし、それを指導してもらえる選手達には「うらやましいかぎり」と言っています。
ところが、残念ながら日本のバスケットボールは世界的にみると以前に比べレベル・ダウンし、特に男子はアジア大会でも勝てず、オリンピック出場も夢のまた夢となってしまっています。それにもかかわらず、日本リーグとbjリーグとの統一は難しいようで、一致団結して日本のバスケットボールのレベルを引き上げようということにはなっていないようです。
なんとかここはみんなで力を合わせてバスケットボールを盛り上げていかないといけないという思いから「バスケットボールのトレーニングを考える会」のフェイスブック・ページを立ち上げました。トレーニングに関して私と違った意見や考えを持っている人も多いことでしょうが、そんな方々とももっともっと交流してみんなで日本のバスケットボールを強くするためにどうしたらよいのか考えていかなくてはならない時期にきているのです。
このところ能力のある人材は、野球やサッカーに流れてしまっています。そのため、特に小中学生の若い世代によりよい情報を提供し、育てていくことが必要になっています。なんとかこうした世代を指導するコーチの人たちにも積極的に参加してもらいながら夢のあるバスケットボールを創り上げていくことが急務なのです。
私に今できることは、自分の考えていることをみなさんに公開していろいろと意見交換をし、できるだけわかりやすく簡単なトレーニング方法を若い世代の人たちに伝えることだと思っています。どうかバスケットボールに関わるみなさん、お力をお貸しください。よろしくお願いいたします。
新年あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします。
さて元旦からオールジャパン2012が開催されています。
弊社の指導しているチームが3チーム出場しています。
東北学院大学女子バスケットボール部
仙台大学女子バスケットボール部
神奈川県立金沢総合高校女子バスケットボール部
昨日と今日、東京体育館に観戦に行ってきました。
昨日は、東北学院大が1回戦ビックブルー東京に勝ちましたが、仙台大学は鶴屋百貨店に負けてしましました。
今日は、東北学院大がエバラヴィッキーズに負けてしまいましたが、金沢総合高校は鶴屋百貨店に勝ちました。
インターハイを優勝してオールジャパンの出場権を獲得した金沢総合高校は、ウィンターカップでは桜花学園に敗れて優勝を逃したものの、オールジャパンでベスト8をねらい、本日、鶴屋百貨店に勝ちました。
金沢総合高校を見るとどうしても宮沢選手を中心としたオフェンスに目がいきがちですが、私が注目して見ているのはむしろディフェンスの方です。
先日ウィンターカップで高知県立岡豊高校が福井商業に勝ちましたが、ウィンターカップ前に金沢総合高校に寄って練習ゲームをしてきたそうです。岡豊高校の川井先生が「まったくボールが回らなかった」と言っていました。
今日の試合を見ても、ボールマンに対して間合いを空けずに詰めて守っているのにしっかりと足が動いているので、簡単にドライブで抜かれないのです。これもインナー・マッスルからの動きづくりの成果だと考えています。
明日は秋田銀行と対戦しますが、こうしたディフェンスがしっかりとできれば十分に勝つチャンスが生まれると思います。明日勝てばベスト8です。なんとかがんばってもらいたいものです。
<2011.12.14>
☆9月からの練習テーマ☆
『 ディフェンス力を高めるための動きづくり 』
<One Shot>
動画は、この日のバスケ塾の様子です。
さて、今回はいつもと趣を変え、この日の出来事を交えながら書いてみたいと思います。
練習終了後、9月に入塾した中学3年生のMさんと中学2年生のTさんの2人が「今日の反省点をお願いします!」と言いながら私(冨樫)のところにやってきました。
皆さんそうですが、最初は、コンディショニング・エクササイズやフットワークの説明を受けて、やってみてもなかなかうまくできません。MさんとTさんも、どうしていいのか全く分からず、終始とまどいながら練習をしていました。それから約3ヶ月が経過し、色々なことが少しずつできるようになってきていて、動きや姿勢がだいぶ良くなってきたなと感じていたところでした。
2人から、突然かつ初めてそんな言葉が出てきたので少々驚きながら、「とても良くなってきています。でも、仙骨の締め方や締まった感覚がまだよく分かってないかなと感じます。体幹部のコンディショニング・エクササイズはちょっとつまらないと思うけど、これが分かるとすごく動きが変わる可能性があるから、次回も集中して頑張っていこうね。」と答えました。2人とも、うんうんと頷きながら「そうなんです…まだそれが分からないです。来週もがんばります。」と言ってくれました。
この出来事を振り返り、2人は、言わば濃い霧の中でなかば呆然としていた状態から、少しずつ輪郭が見えてきたのだと感じました。それは、カラダが動くようになってきたこと、もっとうまくなりたいと願っていること、前から通っている周りの塾生の動きを見て自分との「違い」に気がついてきたりしたことなどがきっかけではないかと思います。いずれにせよ、その前向きな行動を嬉しく感じたと同時に、成長を後押ししなければと強く思いました。2人の今後がとても楽しみです。
コンディショニング・エクササイズの中でも、体幹部の種目は動きが少なく、また感覚的にも非常に掴みづらいものです。そのため、バスケットボールの練習をしたいのにつまらないなと飽きてしまうことがよくあります。ところが、これができるかどうかで、動きそのものが大きく変わってしまうのです。我々としても、小中学生には難しいであろうという認識は持っておりますが、この本当に重要な部分を伝えないわけにはいかないのです。今後もいかにうまく伝えるかという部分の試行錯誤をしながら、しっかりと指導にあたっていきたいと思います。
ウインターキャンプ2011、最終のご案内です(大人の方、指導者の方のご参加も大歓迎です)!正しいカラダの使い方を学ぶインナー・マッスルのコンディショニング・エクササイズから1on1の攻防のスキルアップをはかっていきます。
皆さまのご参加をお待ちしております!(ウインターキャンプのご案内はこちらをごらんください)
<練習メニュー>
◆コンディショニング・エクササイズ
☆体 幹☆
(1) ウォール・リバース・クランチ
あおむけに寝て壁にお尻をぴったりとつけて脚を伸ばし、お腹を横から絞るようにへこませた状態のまま仙骨を締めて、両足のかかとを同時に壁から離す。
(2) ロール・オーバー
床にあおむけに寝て脚を上げて頭の先に持って行き、お腹の力を抜いて呼吸して背中や腰を伸ばし、背骨を一つずつ床につけながら元に戻る。
☆股関節☆
(1)プローン・インターナル・ローテーション
床にうつぶせに寝て脚を90°に曲げ、お腹をへこませ仙骨をしめ、小臀筋に力を入れて脚を内旋しながら足を開いていき、お尻を締めながら戻す。
(2)レッグ・インターナル・ローテーション&ロール・アップ
床にあおむけに寝て股関節を内旋して、お腹をへこませるようにしながら上体を起こしてくる。
(3)シングル・レッグ・デッド・リフト
◆フットワーク
(1) インターナル・ローテーション・ウォーキング
(2) ワイド・スタンス・プッシュ・ウォーキング
(3) ワイド・スタンス・ウォーキング
(4) ワイド・スタンス・ハーキー
(5) サイド・スクワット
(6) サイド・ランジ
(7) サイド・ステップ
◆ディフェンス練習
(1)リアクション・ドリル
(2)1on1ドリル
(3)3on3ディフェンス・ポジショニング・ドリル
◆ゲーム
<塾生のみんなへ>
いよいよ次回が今年の最後の通常練習です。これまでにできるようになってきたことを更にはっきりと掴めるよう、明るく練習しましょう!
<2012年 1月練習日>
11日(水)、18日(水)、25日(水)
会場:駿台学園高校体育館(3F)
受付:18時30分から
時間:19時から21時まで
初回体験入塾無料です。
随時受け付けておりますので、是非ご連絡ください。
<ウインターキャンプ2011 参加者募集中!>
《講座1》 12月26日(月) 14時から17時
1on1の力を高めるための動きづくり(1)
「インナー・マッスルのコンディショニングから下半身の使い方へ」
《講座2》 12月27日(火) 10時から12時30分
1on1の力を高めるための動きづくり(2)
「下半身の使い方からドライブの動きへ」
《講座3》 12月27日(火) 14時から17時
1on1の力を高めるための動きづくり(3)
「ディフェンスの動き & 1on1 の攻防へ」
ウインターキャンプについて、くわしくはこちらをごらんください。
【お問い合わせ先】
有限会社ファーストステップ
TEL: 03-5965-5755
E-Mail:info@fir-st.jp
Category: バスケ塾通信
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