Archive for the Category ◊ 講習会 ◊

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• 火曜日, 1月 03rd, 2012

「バスケットボールのトレーニングを考える会」というフェイスブックページを始めました。
みなさんご参加をお願いします。


このフェイスブックページのノートに「バスケットボールのトレーニングを考える会」を始めた経緯を書き込みました。

以下が引用しておきます。


 

<日本のバスケットボールに対して今私ができること>


私はバスケットボールを中学生のときから始めたので36年バスケットボールに関わっています。選手として中学・高校・大学の10年間ですが、その後コーチ(ストレングス&コンディショニング・コーチ)として25年以上が過ぎていきました。今では、選手のときのあの10年間に今わかっていきていることを知っていればなあとつくづく思いますし、それを指導してもらえる選手達には「うらやましいかぎり」と言っています。


ところが、残念ながら日本のバスケットボールは世界的にみると以前に比べレベル・ダウンし、特に男子はアジア大会でも勝てず、オリンピック出場も夢のまた夢となってしまっています。それにもかかわらず、日本リーグとbjリーグとの統一は難しいようで、一致団結して日本のバスケットボールのレベルを引き上げようということにはなっていないようです。


なんとかここはみんなで力を合わせてバスケットボールを盛り上げていかないといけないという思いから「バスケットボールのトレーニングを考える会」のフェイスブック・ページを立ち上げました。トレーニングに関して私と違った意見や考えを持っている人も多いことでしょうが、そんな方々とももっともっと交流してみんなで日本のバスケットボールを強くするためにどうしたらよいのか考えていかなくてはならない時期にきているのです。


このところ能力のある人材は、野球やサッカーに流れてしまっています。そのため、特に小中学生の若い世代によりよい情報を提供し、育てていくことが必要になっています。なんとかこうした世代を指導するコーチの人たちにも積極的に参加してもらいながら夢のあるバスケットボールを創り上げていくことが急務なのです。


私に今できることは、自分の考えていることをみなさんに公開していろいろと意見交換をし、できるだけわかりやすく簡単なトレーニング方法を若い世代の人たちに伝えることだと思っています。どうかバスケットボールに関わるみなさん、お力をお貸しください。よろしくお願いいたします。

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• 火曜日, 10月 25th, 2011

先日(10/13)に恵比寿で加圧トレーニングやピラティスなどを指導されている(株)rinatoの研修会に呼ばれて主に股関節内旋の尻締めスクワットを指導してきました。

(株)rinatoの代表である森さんは、私の書いた『インナー・マッスルを使った動きづくり革命パート1、パート2』を読んで、研修会をしてくださいと連絡してきてくれました。当日は森さんと男性スタッフと女性スタッフそれぞれ1名の3名が参加してくれました。

始める前に森さんと話をしましたが、加圧トレーニングやピラティスも長所と短所があるということでした。
加圧トレーニングは筋力アップにはよいのですが、脚のつけ根を縛り付けるため、股関節が詰まったような感覚になり、これだけやっていると股関節の動きが出にくくなるそうです。そこで、しっかりと股関節を動かすようなスクワットをさせているのですが、それで股関節の状態がよくなると加圧トレーニングの効果がさらに出やすくなるとのことでした。
また、ピラティスは深層筋であるインナー・マッスルを鍛えるのにはよいのですが、ほとんど脚が床に着かないオープン・キネティックの動きなので、日常生活でのカラダの使い方などの改善にはなかなかつながってこないそうです。したがって、脚を床に着けたクローズド・キネティックな動きのスクワットやランジなどでどのようにインナー・マッスルを使うかということも指導する必要があり、今回の研修をお願いしたとのことでした。

私が指導しているのは、ほとんどスポーツ選手のためフィットネスの指導者であるパーソナル・トレーナーに何をどのように伝えればよいかわからなかったのですが、こうした森さんの言葉にとりあえずいつも教えている尻締めスクワットのやり方を教えていくことにしました。

まず始めに股関節内旋の尻締めスクワットであるワイド・スタンス・ナロー・スクワットを行ってもらうと、股関節が詰まって深くしゃがみ込むことができませんでした。これは、股関節の外旋筋群が硬くなって股関節を内旋するときにそこが伸びず、大腿骨頭が前にずれてきてしまうからだということを説明し、その後、外旋筋群のストレッチを行いました。しかし、ストレッチをしてもなかなか緩まないため、外旋筋群のひとつである外閉鎖筋を押しながら動かすダイレクト・ストレッチを行いました。かなり硬くなっている森さんと男性スタッフはかなりの痛みに悶絶していましたが、ここが緩んだ状態でワイド・スタンス・ナロー・スクワットを行うと股関節が内旋してなんとかしゃがみ込むことができました。
外旋筋群が硬くなっているのは、内旋筋である小臀筋がうまく働かないからだということを解説したのち、小臀筋のコンディショニング・エクササイズを紹介しました。ところが、小臀筋になかなか力が入りません。
そこで、股関節のインナー・マッスルに力が入らないのは、呼吸で使われる体幹部のインナー・マッスルがしっかりと締まらないからという説明をした後、体幹部のインナー・マッスルを締めるアブドミナル・スクイズを解説しました。アブドミナル・スクイズを行うと体幹部のインナー・マッスルが働き、仙骨が奥に入っていくように動くことを確認してもらいました。こうした状態で再び小臀筋のエクササイズを行うと少しずつ力が入ってくるようになりました。再びワイド・スタンス・ナロー・スクワットを行ってもらうと小臀筋に力が入るようになり、かなりスムーズに深くしゃがみ込み、お尻を締めて立ち上がることができるようになりました。

森さんには、「ピラティスで学んだことを別の角度から解説してもらいながら確認できて非常におもしろかった」と言ってもらえました。私としては、誰かから教わったわけではなく、指導をしていてうまくいかないことを修正していったことを伝えたのですが、こうした評価をもらえて自分が考えたことが間違っていなかったのだということを確認できました。

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• 金曜日, 5月 13th, 2011

4月30日に岩手県久慈市でバスケットボール選手の動きづくり講習会を行ってきました。


東日本大震災の後、この時期に開催できるかどうか危ぶまれましたが、この企画を立ててくれた岩手県の指導者育成の青木先生が、「絶対にやります! “ガンバルマン久慈”ですから」と言われたので、私も「なにがなんでも行きますから」と答え、開催が決まりました。


当日は、久慈地区のミニバスから中学、高校の選手と指導者が200名以上集まってくれました。当初2日間で行う予定だったのを1日で行うことになってしまったので、あまりたくさんのことを伝えられなかったのですが、股関節のインナー・マッスル・コンディショニングからジャンプ・ストップ&ジャンプ・シュートの動きをテーマに行いました。

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ミニバスの子どもたちに難しくなりすぎないように気をつけながら、“ベンチ・スクワット”から入ってお尻の使い方を学んだのちに、よりうまくお尻を使えるようにするために股関節のインナー・マッスル・コンディショニング・エクササイズである“ダイアゴナル・レッグ・レイズ”へと進んでいきました。ダイアゴナル・レッグ・レイズを行ってから、立ち上ってもも上げをしてみると足が軽くなっていることに驚いている中学生がたくさんいました。

そして最近、指導に力を入れている股関節のインターナル・ローテーション(内旋:内側にねじる)の動きを解説したのちに、この動きを使った“ワイド・スタンス・ナロー・スクワット”へと進んでいきました。

午後の休憩を挟んだ後は、インターナル・ローテーション・ウォーキング(内旋歩行)から入り、スクワットの復習をした後にストップの際にお尻で受けることができるように“ヒップ・ディッピング”、そして太ももでなく、お尻を使うジャンプへと発展させていきました。

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次にボールを持ってお尻を使うジャンプでのジャンプ・シュートを行ってもらいましたが、今までうまくできていたのに、実際にボールを持ってゴールにシュートしようとするといつもの癖で太ももを使うジャンプでシュートしてしまう選手が多く見受けられました。

その後は、両足で止まるジャンプ・ストップの練習をしました。ブレーキをかけるためにはつま先ではなく“かかと”から着いて止まることが大切だと解説したため、けっこううまく止まれるようなった選手がいたのですが、最後にボールを使ってジャンプ・ストップ&ジャンプ・シュートを行うとジャンプの動き同様、いつもの癖でつま先からストップして太ももを使ってジャンプ・シュートしてしまう選手が多かったです。

講習をしながら、オスグットで膝が痛いという中学生がいたので、小臀筋を刺激してからダイアゴナル・レッグ・レイズを行わせると、股関節がうまく内旋できるようになって膝の痛みが軽減し、「すごい、すごい!」と驚いていました。


講習が終わった後に、前回宮古市で行った講習会にも参加してくれたミニバスの男の子が、「肩甲骨パスを教えてください!」と言ってきました。これは、現在バスケ塾でも教えているワン・モーションでのクイック・チェスト・パスのことで、前回の講習会で紹介しました。このチームのコーチによると、それ以来このパスをできるようにしようといっしょうけんめい取り組んでいたそうです。ずうっと練習をしていたため、少し修正してあげるとかなりうまくできるようになり、強くて素早いチェスト・パスを得意げに繰り返していました。


大地震に大津波の被害でまだまだ大変な方々がいる中で、たくさんの選手やコーチに集まっていただき、うれしいかぎりです。講習会に参加して動きづくりに興味を持った方は、久慈高校のバスケットボール部を訪ねてみてください。私が指導したことを日頃から取り入れて練習しているので、いろいろと参考になると思います。


最後に、東日本大震災で被災した方々が一日でも早く復興できるようにお祈り申し上げます。

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• 水曜日, 3月 16th, 2011

先日2週にわたって(3/5、6および3/12、13)鳥取県のボート選手に動きづくりの講習会を行ってきました。


ボート選手を指導するのは初めてのことで、何をどう伝えたらいいのかわからなかったので、とりあえずいつものようにインナー・マッスルのコンディショニングについて話をしました。他種目の選手と同じようにやはりインナー・マッスルが硬くなってうまく動かない選手が多く、初めてインナー・マッスルを触ってその硬さや痛さにビックリしていました。


指導者の方といろいろと話をしていくと、ボート漕ぎ(ロウイング:rowing)のイメージがだんだん湧いてきました。

ロウイング(rowing)というとウェイト・トレーニングのシーティッド・ロウイングなどの上背部を鍛えるエクササイズを思い浮かべ、ついつい上半身で引くというイメージになってしまいがちです。しかし、実際のボート漕ぎのロウイング(rowing)では、上半身以上に下半身の動きが重要とのことでした。膝を引きつけて股関節をたたみ、手をオールに引っかけてぶら下がるようにしながら脚を伸ばし、そこから上半身で引き込むといった感じになるそうです。したがって、ウェイト・トレーニングでのロウイングというよりもデッド・リフトに近い動きをすることになるのです。


ただ、最近になって鳥取のコーチ陣が漕ぎ方を思い切って変えたのだそうです。それによると今までは、膝を引きつけて股関節をたたむというよりも膝をある程度曲げたら上半身を前傾してそこから引き起こすように漕いでいたそうです。いわゆるかなり上半身を前傾させたデッド・リフトのイメージです。それが、膝を十分に曲げて引きつけ股関節をしっかりとたたんで上半身を真っ直ぐに保ったまま脚を伸展することで漕ぐようにしたとのことです。これは上半身を真っ直ぐに保ったままのデッド・リフト、むしろ私がいつも推奨している“尻締めスクワット”の動きに近くなります。

そこで、講習会の最後の方では、この尻締めスクワットについて指導していきました。そのポイントは以下の2つです。

(1)お腹の力を抜いて仙骨を締め、お尻をできるだけ両足のかかとの間に落としていく。

(2)股関節を内旋して(内側にねじり)、膝を腰幅に保ってかかとを浮かせないように気をつける。

この2つの動きが同時にできたときには上半身を真っ直ぐに保ったままの“尻締めスクワット”ができるようになります。そのためには、とにかくお腹の力を抜くことが大切なのです。このスクワットは“ワイド・スタンス・ナロー・スクワット”として「未来トレーニング塾第28回ドライブ4」で紹介しています。


なかなか1回の講習ではうまくできないのですが、今回2週にわたって参加してくれた選手がいて、かなりうまく尻締めスクワットができていました。こうした選手がボートに乗ったときのどんな感じで漕いでくれるのか楽しみです。

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• 日曜日, 2月 06th, 2011

先日(1/30)、高知県の成年女子サッカー選手にインナー・マッスル・コンディショニングの講習会をしてきました。


最近、コア・トレーニングやスタビライゼーション・トレーニングなどインナー・マッスルを強化するためのトレーニングがポピュラーになってきているため、インナー・マッスルということばは聞いたことのある人は多くなってきました。しかし、実際にインナー・マッスルがどこにあり、どういった働きをしているか、またそれがどういった感覚になるのかを実際に体感している人は少なく、知識ばかりが先行していてトレーニングも形ばかりのものになっている場合が少なくありません。今回のサッカーの場合も同様で、実際にインナー・マッスルのことがわかってくると“目から鱗が落ちる”がごとく感じた人が多かったようです。


いつものように股関節のインナー・マッスルから解説し、腸腰筋や梨状筋、小臀筋を実際に触ってみるとかなり硬くなっており、強めに押すと痛くて悲鳴をあげる人が出てくるほどでした。こうした筋肉を触りながら股関節を動かしていくとだんだんと緩んできて、片側だけ行った後にストレッチをしてみると行った側だけがかなり緩くなって柔らかくなっていました。これを見て驚きの声をあげている人も多く、ここまでインナー・マッスルについて実感している人はいなかったようです。

モデルで使った選手は、インサイド・キックのときにうまく足が開かないと感じていたのに、インナー・マッスルが緩んで股関節が簡単に外側にねじれるようになり、「これならしっかりとキックできそうだです!」と喜んでいました。


次に体幹部のインナー・マッスルについて解説し、レッグ・レイズ(足上げの腹筋運動)を行うとき、きちんと腰が床についているかを確認してもらいました。腰が浮いてきてしまう人がほとんどで、こうなってしまうと股関節周辺の筋群に力が入らなくなって股関節できちんと支えることができなくなってしまうことを理解してもらいました(詳しくは“体幹部を鍛える本当の意味(1)”(2)(3)を参照してください)。

体幹部のインナー・マッスルをうまく働かせるためには、背中が反ってしまわないような状態でリラックスして呼吸を行うことがポイントになることを解説し、腹式呼吸のエクササイズである“アブドミナル・スクイズ”を行ってもらいました。パートナーに足をゆっくりと持ち上げてもらいながら行う“レッグ・リフティング・アブドミナル・スクイズ”から足を壁に立てかける“ウォール・アブドミナル・スクイズ”、そして床に座って壁によりかかりながら行う“シーティッド・アブドミナル・スクイズ”を行ってもらった後、床の上に寝てもらうとだんだんと背中の反りがなくなって床にペッタリと着いてくるのを感じることができるようになってきました。こうした状態で呼吸をするとだんだんお腹の力が抜けて腰が床に着くようになり、レッグ・レイズで足を上げ下げするときにも体幹部のインナー・マッスルに力が入ってだんだん腰が浮かなくなってくるのです。


みなさん、腰だけでなくカラダ全体が軽くなったようなに感じ、すっきりした顔になったところで講習会を終わることができました。


今回、サッカーのコーチの方といろいろ話をしたところ、サッカー選手がインサイド・キックを多用するために股関節を外側にねじること(外旋)が多く、いわゆる“ガニ股”ぎみの選手が多いとのことでした。

こうした選手は大腿骨頭が前にずれたような状態になり、股関節をうまく内側にねじること(内旋)ができなくなってしまいます。そうすると大腿四頭筋が緩まなくなって太ももが太くなり、お尻をうまく使うことができなくなってしまうのです。

いくら走り込んでもすぐにバテてしまったりするのは、持久力がないのではなく、こうしたことが大きな要因のひとつになっているのです。思い当たる人は、自分の股関節を確認してみるといいですよ。床の上に足を伸ばして座った状態で脚を内側にねじろうとすると、太ももが床から浮いてしまい、大腿骨のつけ根にあたる大転子が大きく上に動いてしまうようならうまく内旋されていません。

股関節がしっかりと内旋しないことは、お腹の力が抜けず仙骨が締められないこととともにスポーツ・パフォーマンスにマイナスの影響を与えているのです。



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• 月曜日, 1月 17th, 2011

新年あけましておめでとうございます

本年もよろしくお願いいたします。


新年もすでに2週間以上も過ぎてしまいました。遅ればせながらご挨拶を。

昨年12月26日で有限会社ファーストステップは17周年を迎えることができました。これもひとえに皆さまのおかげだと感謝しております。

これからもスポーツ現場の選手や指導者に役に立つ基礎・基本となるような情報を提供できるようがんばっていきたいと思います。 今後ともよろしくお願いいたします。


引き続き『月刊バスケットボール』連載20周年記念キャンペーンを実施しております。

単行本『動きづくり革命part1』(税込1,000円)、『動きづくり革命part2』(税込1,575円)および小冊子『動きづくり革命』(税込500円)を3冊セットで2,500円(税込)にて販売しています。ご希望の方は下記の方法で申し込みください。

●ご購入方法

『動きづくり革命3冊セット』を購入される方は、お手数ですが、
件名を「動きづくり革命3冊セット」とし、
本文に下記の必要事項をコピーしてお書き添えの上、弊社までメールでお申し込みください。

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• 水曜日, 12月 15th, 2010

先日(12/12)に京都府の南丹高校で南丹アスリートクラブの講習会を行ってきました。


南丹アスリートクラブは幼小中高連携の総合型スポーツクラブで今回は主に陸上競技とバスケットボール、バレーボールの中学生・高校生が対象でした。


“インナー・マッスル”ということばを初めて聞くという中学生・高校生も多い中での講習会だったため、本当にインナー・マッスル・コンディショニングの導入および「お尻で押す動き」、「胸で押す動き」の理解と確認といった内容になりました。


まずは“ベンチ・スクワット”を行い、「お尻で押す動き」として上半身を前傾させずに立ち上がると大腿四頭筋を使わずにお尻を締める動きで立ち上がれることを理解してもらったのち、股関節のインナー・マッスルを確認しました。普段ほとんど意識したことのないインナー・マッスルを押してみると非常に硬くなっていることに驚いている選手が多く、強めに押すと脂汗を出しながらしきりに痛がっていました。この後“ダイアゴナル・レッグ・レイズ”を行い、股関節周りのインナー・マッスルが柔らかくなっていくと、その効果にビックリしていました。


次に肩関節のインナー・マッスルを確認していきました。股関節に負けず劣らず硬くなっている肩関節のインナー・マッスルを押しながら動かしていくと、やった方の腕が長くなることに驚き、痛いにもかかわらず必死になって動かしている選手が多くいました。そして“インターナル&エクスターナル・ローテーション”や“ダイアゴナル・プルオーバー”を行って肩が動くようになると、腕をぐるぐる回しながらしきりに軽くなったと喜んでいました。最後に「胸で押す動き」として“プッシュ・アップ”の動きを確認しました。腕を伸ばすのではなく、“肩甲骨を離す動き”で行うようにアドバイスすると、腕をワナワナ震わせながら必死に押し上げていました。


前回行ったJATIの講習会でも感じたことなのですが、最近ではインナー・マッスルをコンディショニングするためのさまざまなエクササイズやトレーニングがブームのように紹介されているものの、実践現場のレベルではまだまだほとんど何も理解されていないのが現状です。子どもたちはまだまだ知識も経験も不足しているためになかなか理解することができないのはわかりますが、指導者に伝わっていないのは残念でしかたありません。こうしたエクササイズやトレーニングを行うことで「いったい何が変わるのか?」、「どういった効果を得ることができるのか?」ということを選手だけでなく、もっともっと指導者に伝えていかないといけないんですね。地道に粘り強く!

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• 水曜日, 12月 01st, 2010

先日(11/28)にJATI(日本トレーニング指導者協会)の研修会で講習を行ってきました。


プロ、アマチュア、学生を問わず、ストレングス&コンディショニング・コーチ、フィジカル・コーチ、アスレッチク・トレーナー、トレーニング・コーチ、柔道整復師など、カラダをケアーしたり、鍛えたりする仕事に関わっている、あるいはこれから関わろうとする人たちが研修に来ていました。


こうした人たちに講習をするのは久々なので、少々緊張気味でしたが、いつも私が高校生に教えていることを見ていただければと思い、いつもと同じような内容で行いました。


2時間にわたる講習会で前半は股関節、後半は体幹部のインナー・マッスルについて話をしました。

前半は、ベンチ・スクワットでお尻を使う感覚を確認してもらったのちに、腸腰筋や梨状筋、小臀筋の位置を確認しながらダイアゴナル・レッグ・レイズを説明し、外旋筋群を伸ばして股関節の骨頭を奥に押し込むためにレッグ・アダクション&アブダクション・ワイドを行いました。

後半は、レッグ・レイズで腰が浮いてしまうことを確認したのち、アブドミナル・スクイズを行ってお腹の力を抜くように呼吸をしていくと体幹部のインナー・マッスルが働き、どんなにがんばっても浮いてしまう腰を浮かせずにレッグ・レイズできるようになることを体感してもらいました。そして、アブドミナル・スクイズ・ヒップ・リフトで体幹部のインナー・マッスルが締まると仙骨が動くことを確認してもらった後に、最後に上半身を真っ直ぐに保ったままでのアシスティッド・スクワットを行ってもらいました。

参加者の方にモデルをお願いしたのですが、最後に行ったアシスティッド・スクワットでは、たった20kgのバーベル・シャフトを担いで5回程度行っただけなのに、そのきつさに目を丸くして驚いていました。


今回の講習を行って感じたのは、最近コア・トレーニングやスタビライゼーション・トレーニング、ピラティスやヨガなど、インナー・マッスルをうまく働かせようとするトレーニングやエクササイズが注目され、いろいろと情報が流れてきていにもかかわらず、実践の現場ではインナー・マッスルについてまだまだ十分に理解されていないということです。私が行ったインナー・マッスルのコンディショニング・エクササイズもいったい何をやっているか理解できなかった人も多かったと思います。またまだ伝える難しさとともに、伝える技術や努力の不足を感じました。


それでも中には、「目から鱗が落ちました!」というほど今までの感覚とまったく違ったということを言ってくれる方もいらっしゃって救われた気分になりました。地道にがんばって少しずつでも理解者を増やしていくしかないんですね。


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• 木曜日, 11月 18th, 2010

10月25日に『月刊バスケットボール』2010年12月号が発売されました。

おかげさまで『月刊バスケットボール』での連載を始めてから20周年を迎えることができました。


1990年1月号から「テクニック・プラス」というタイトルで15回、「パワー・アップ・ジャーナル」というタイトルで201回、そして「未来トレーニング塾」で24回と、2010年12月号まで240回も書かせていただきました。


20年前は、大学院を出たばかりの右も左もわからないという状態で、ただがむしゃらに書いていました。今振り返ってみると、まだ何もわかっていなかったのにわかったつもりになってずいぶんと偉そうにしていたなあと思います。オリジナルと言えるものは何もなく、ただトレーニングの知識だけをまとめていたに過ぎないものでした。


1996年3月号の「パワー・アップ・ジャーナル」で“バスケットボール選手のための動きづくり講座”を始めました。これがオリジナルといえそうな最初のものです。それからだんだんと“インナー・マッスル”のことに気がついていき、『インナー・マッスルを使った動きづくり革命』へと発展していきました。


現在の「未来トレーニング塾」では、どうしてもわかりづらい“インナー・マッスルからの動きづくり”を中学生・高校生レベルでもなんとかわかってもらいたいという思いで書いています。



さて、『月刊バスケットボール』連載20周年を記念して単行本『動きづくり革命part1』(税込1,000円)、『動きづくり革命part2』(税込1,575円)および小冊子『動きづくり革命』(税込500円)を3冊セットで2,500円(税込)にて販売いたします。ご希望の方は下記の方法で申し込みください。

●ご購入方法

『動きづくり革命3冊セット』を購入される方は、お手数ですが、
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• 日曜日, 11月 07th, 2010

10月31日に石川県JBA公認コーチの講習会を行ってきました。


いつものように股関節インナー・マッスルの動きを確認してコンディショニング・エクササイズを行った後に、体幹部のインナー・マッスルの動きを理解するためにアシスティッド・スクワットを行ってもらいました。


アシスティッド・スクワットとは、いわゆる補助者をつけて行うスクワットです。バーベルなどの重りを持たないで行う無負荷のスクワットなのですが、モデルの高校生女子選手が立ち上がることができないので、アシスト(補助者)をつけて行います。

「えっ! 無負荷なのに補助者つけないと立ち上がれないの?」と思うかもしれません。しかし、しゃがみ込んで力を抜き、補助者に寄りかかるように上半身を真っ直ぐに保とうとするとまったく太ももの筋肉(大腿四頭筋)を使うことができず、どこに力を入れたらいいのか解らない状態になります。そこから立ち上がろうとしてもなかなか立ち上がることができないので、補助をしてあげることになるのです。


このようにスクワットをさせるとやっている選手は、まったく脚に力が入らない状態からなんとか力を出して立ち上がろうとします。かなり息んで渾身の力を込めて行うことになるため、補助をしてもらいながらでも本当にきつくて5回程度でほとんどの選手がヘロヘロ状態になります。


実はこうしたときに働く筋肉が、「仙骨を締める」、「丹田に力を入れる」などといった感覚になる体幹部のインナー・マッスルなのです。これらの筋肉は、体幹部を真っ直ぐに保つ働きをしており、ここにしっかりと力が入ると「ぐしゃっと潰れた紙袋に空気を入れる」がごとく体幹部が真っ直ぐになって立ち上がれるようになるのです。当然、脚を使うようには大きな力を出せず、立ち上がるのに苦労してとてつもなく疲れますが、普段なかなかうまく使うことができないインナー・マッスルを強制的に働かせることになります。そのため、脚はまったくきつくないのに、股関節の周辺や下腹部のあたりがなんともいえない変な感じになり、脚がガクガクするというように普段とまったく違った感覚になってきます。


このようにスクワットを行った後で腹式呼吸のエクササイズである“アブドミナル・スクイズ”を行ってみると、なかなか抜くことができなかった腹直筋の力が抜けて勝手にお腹が凹んでくるようになります。


どうしても力が抜けない人はちょっときついかもしれませんが、トライしてみる価値ありのスクワットです。