Author: admin
• 金曜日, 12月 10th, 2010

最近、体幹部のインナー・マッスルの動きを理解するためにアシスティッド・スクワットの指導に力を入れています。


しゃがみ込んで後ろに寄りかかったまま立ち上がれますか?」でも解説したのですが、しゃがみ込んで力を抜き、補助者に少し寄りかかるように上半身を真っ直ぐに保とうとするとまったく太ももの筋肉(大腿四頭筋)を使うことができず、どこに力を入れたら解らない状態になります。そこから立ち上がろうとしてもなかなか立ち上がることができないので、補助をしてあげることになるのです。


ここで特に強調していることは、“お腹(腹直筋)の力を抜く”ことです。


アシスト(補助)しているときにお腹を触っていると、しゃがみ込んで力を抜いているつもりでも、お腹(腹直筋)にはかなり大きな力が入っています。お腹に力が入っているときには、どんなにがんばっても上半身を真っ直ぐに保ったまま立ち上がることができず、バランスを崩してしまうほど補助者に寄りかかってしまったり、膝を前に出してかかとを浮かせてしまったり、上半身を前に動かそうとしたりしてしまうのです。


ところが、お腹(腹直筋)の力が抜けてくると不思議なことに少しずつ上に上がってくることができるのです。お腹(腹直筋)の力が抜けると体幹部のインナー・マッスルが働き、仙骨がお尻の奥の方に押し込まれるように動いてくるのです。私はいつも「お腹の力を抜けば上がってくるから!」と叫びながら補助をしているのですが、補助しているとこれがおもしろいようにわかるのです。


終わってから選手が言うことは「死にそうにきつかった」というのです。中には「股関節周りの筋肉が強烈に働いてワナワナして立っていられない」という選手も出てきます。インナー・マッスルは緊急時に働くような筋肉なので、これを働かせるとこうした感覚になるのです。


そういえば、先日静岡のチームに行ってこのスクワットを指導したときにそこの先生が

「この前テレビを見ていたら、横綱白鵬が『相手を受け止めるときにお腹の力を抜く』と言っていたけど、今日のスクワットの話を聞いて納得した」

と言っていました。


なるほど! お腹(腹直筋)の力が抜けると力が出るようになるんですね。

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