先日(11/28)にJATI(日本トレーニング指導者協会)の研修会で講習を行ってきました。
プロ、アマチュア、学生を問わず、ストレングス&コンディショニング・コーチ、フィジカル・コーチ、アスレッチク・トレーナー、トレーニング・コーチ、柔道整復師など、カラダをケアーしたり、鍛えたりする仕事に関わっている、あるいはこれから関わろうとする人たちが研修に来ていました。
こうした人たちに講習をするのは久々なので、少々緊張気味でしたが、いつも私が高校生に教えていることを見ていただければと思い、いつもと同じような内容で行いました。
2時間にわたる講習会で前半は股関節、後半は体幹部のインナー・マッスルについて話をしました。
前半は、ベンチ・スクワットでお尻を使う感覚を確認してもらったのちに、腸腰筋や梨状筋、小臀筋の位置を確認しながらダイアゴナル・レッグ・レイズを説明し、外旋筋群を伸ばして股関節の骨頭を奥に押し込むためにレッグ・アダクション&アブダクション・ワイドを行いました。
後半は、レッグ・レイズで腰が浮いてしまうことを確認したのち、アブドミナル・スクイズを行ってお腹の力を抜くように呼吸をしていくと体幹部のインナー・マッスルが働き、どんなにがんばっても浮いてしまう腰を浮かせずにレッグ・レイズできるようになることを体感してもらいました。そして、アブドミナル・スクイズ・ヒップ・リフトで体幹部のインナー・マッスルが締まると仙骨が動くことを確認してもらった後に、最後に上半身を真っ直ぐに保ったままでのアシスティッド・スクワットを行ってもらいました。
参加者の方にモデルをお願いしたのですが、最後に行ったアシスティッド・スクワットでは、たった20kgのバーベル・シャフトを担いで5回程度行っただけなのに、そのきつさに目を丸くして驚いていました。
今回の講習を行って感じたのは、最近コア・トレーニングやスタビライゼーション・トレーニング、ピラティスやヨガなど、インナー・マッスルをうまく働かせようとするトレーニングやエクササイズが注目され、いろいろと情報が流れてきていにもかかわらず、実践の現場ではインナー・マッスルについてまだまだ十分に理解されていないということです。私が行ったインナー・マッスルのコンディショニング・エクササイズもいったい何をやっているか理解できなかった人も多かったと思います。またまだ伝える難しさとともに、伝える技術や努力の不足を感じました。
それでも中には、「目から鱗が落ちました!」というほど今までの感覚とまったく違ったということを言ってくれる方もいらっしゃって救われた気分になりました。地道にがんばって少しずつでも理解者を増やしていくしかないんですね。
