Author: admin
• 日曜日, 11月 07th, 2010

10月31日に石川県JBA公認コーチの講習会を行ってきました。


いつものように股関節インナー・マッスルの動きを確認してコンディショニング・エクササイズを行った後に、体幹部のインナー・マッスルの動きを理解するためにアシスティッド・スクワットを行ってもらいました。


アシスティッド・スクワットとは、いわゆる補助者をつけて行うスクワットです。バーベルなどの重りを持たないで行う無負荷のスクワットなのですが、モデルの高校生女子選手が立ち上がることができないので、アシスト(補助者)をつけて行います。

「えっ! 無負荷なのに補助者つけないと立ち上がれないの?」と思うかもしれません。しかし、しゃがみ込んで力を抜き、補助者に寄りかかるように上半身を真っ直ぐに保とうとするとまったく太ももの筋肉(大腿四頭筋)を使うことができず、どこに力を入れたらいいのか解らない状態になります。そこから立ち上がろうとしてもなかなか立ち上がることができないので、補助をしてあげることになるのです。


このようにスクワットをさせるとやっている選手は、まったく脚に力が入らない状態からなんとか力を出して立ち上がろうとします。かなり息んで渾身の力を込めて行うことになるため、補助をしてもらいながらでも本当にきつくて5回程度でほとんどの選手がヘロヘロ状態になります。


実はこうしたときに働く筋肉が、「仙骨を締める」、「丹田に力を入れる」などといった感覚になる体幹部のインナー・マッスルなのです。これらの筋肉は、体幹部を真っ直ぐに保つ働きをしており、ここにしっかりと力が入ると「ぐしゃっと潰れた紙袋に空気を入れる」がごとく体幹部が真っ直ぐになって立ち上がれるようになるのです。当然、脚を使うようには大きな力を出せず、立ち上がるのに苦労してとてつもなく疲れますが、普段なかなかうまく使うことができないインナー・マッスルを強制的に働かせることになります。そのため、脚はまったくきつくないのに、股関節の周辺や下腹部のあたりがなんともいえない変な感じになり、脚がガクガクするというように普段とまったく違った感覚になってきます。


このようにスクワットを行った後で腹式呼吸のエクササイズである“アブドミナル・スクイズ”を行ってみると、なかなか抜くことができなかった腹直筋の力が抜けて勝手にお腹が凹んでくるようになります。


どうしても力が抜けない人はちょっときついかもしれませんが、トライしてみる価値ありのスクワットです。

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