Author: admin
• 日曜日, 10月 10th, 2010

前回「お腹の力、うまく抜けますか?」でも書きましたが、お腹の力は、自分では抜いているつもりでもなかなかうまく抜けません。


そもそも人間の内部感覚はひとりひとり閉じているため、「お腹の力を抜いている」と自分で思っても、その感覚が正しいという保証はどこにもありません。常に「これでいいのか?」という疑いを持ちながら自分の内部感覚を探って繰り返し行い、それでもそのようにしかならないというところまでいって初めて「これが正しいのではないか」ということができるのです。


ところが、一般的にはそうしたところまで突き詰めて考えずに「これで正しい」と思い込んでしまいがちです。こうなると自分の感覚が正しくなくてもそれを疑わなくなるため、「これが正しい」という感覚に到達することはできなくなってしまいます。つまり、閉じている自分の内部感覚の外側に違った新しい感覚があってもそれを発見し、獲得することができなくなってしまうのです。


したがって、自分の内部感覚の外に出て新しい感覚を探すためには、常に自分の感覚を疑い、自分を見つめ直すことが必要になってくるのです。こうすることで「これが正しいのではないか」という感覚を発見し、獲得できるようになるのです。


しかし、これではまだ「これが正しい」とは言い切れません。「これが正しいのではないか」という感覚は、自分個人だけの感覚かもしれないからです。この感覚はどうしたら「これは正しい」と言い切れるのでしょうか?


それは、他の人に「これが正しいのではないか」という感覚について聞いてみたとき、「そう、そう、そう! そういう感じになるよね」といった主観的共感を得られたときなのです。いろいろな人に聞いても自分と同じような感覚を持っていることが確認できたとき初めて「これが正しいのではないか」から「これは正しい」と断言できるのです。


正しい感覚を身につけるためには、常に自分の感覚を疑って自分を見つめ直すとともに、他の人とその感覚について確認し合うことが大切なのです。

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